- 2017-12-17
- 2017年度(山行報告), その他・お知らせ等
- 入川渓谷
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原生林の林道を川又から赤沢出合まで歩く 入 川 渓 谷
晴天に恵まれ出発。車内で、チーフリーダーより「本日は登山ではなく、入川渓谷を歩きます」とのアナウンス。奥秩父、川又のバス停(10:30)から、モミジの紅葉があざやかな林道へ進む。左手に入川を見下ろす。夕暮キャンプ場を過ぎ、入川渓谷観光釣場があるが、釣り人の姿はなく淋しい。木々の間から眺める渓流は、静かに美しく、そのせせらぎの音
に癒される。晩秋の原生林、終わりかけの紅葉はザク、ザク、カサコソ・・・シャンソンを口ずさみながら枯葉を踏む。滝が長い帯のように流れ落ちている。本日一番の緩やかな上り坂、十文字峠へ(11:30)。左へ下り、入川軌道跡をたどる。トロッコのレールが残っている。「渓畔林」と呼ばれる「水辺林」が続く。落葉高木のシオジ、サワグルミ、カツラ、トチノキなど大樹の枝に衣を着せたように苔が生えている。苔の生えた岩石から細く白糸のように流れ落ちる水、美しいミニ庭園のようだ。赤い実をつけたマムシグサが一本、存在感がある。発電所取水口を左下に見て、まもなく赤沢出合いへ。大きな石の間を激しくぶつかり合い流れ落ちる。入川と赤沢の合流点、まさに絶景!(12:40)昼食を済ませ(13:10)来た林道を戻り川又バス停へ。(15:00)甲武信ヶ岳を源に東京湾へと注ぐ、総延長173kmの大河荒川・荒川源流12kmの散歩でした。 松坂 正子 記