- 2018-7-8
- 2018年度(山行報告), 山行報告
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梅 雨 時 の 山 を 楽 し む 半月山
千葉を29名で出発。バスは市川から最近開通したばかりの真新しい外環道を使って、東北自動車道から日光へ向う。途中、バスの大きなワイパーが頻りに動き、これは「雨の山行」かと、覚悟させられた。10時10分、登山口のある「茶の木遊歩道入り口」に到着。幸い、濃いガスの中に居るも、雨具をつけるほどでもなし。皆、ホッとして登山に取りかかる。ぬかるんだ急坂を滑らぬよう慎重に上る。霧の中で、視界も開けないが、逆に涼しく、マイナスイオンのミストを浴びているようで心地よい。10時50分、「電波塔付近の狸山」で休憩。11時10分、「第一駐車場」に到着、ここで昼食を摂る。昼食後再び登山道に戻り、クマザサと白樺の樹林を、上り下りをする。時折、大きな岩を踏み越えるのも愉快であった。12時30分、「半月山山頂」到着。通りかかった外国の青年にシャッターを頼んで、にぎやかに記念写真を撮る。13時05分、「半月山展望台」に到着。晴れていればここから、中禅寺湖、男体山、白根山などが一望出来たはずだが、相変わらず雲の中で、それはかなわなかった。13時30分、「第二駐車場」に到着、無事下山した。今回は終始霧の中の登山となったが、梅雨時に降られずに済んだことは幸運だった。眺望が効かない分、身近な植生に目がゆく。霧の中に浮き立つ樺の白さ、サラサドウダンの花の薄紅。クマザサの緑の原、夏に誘うようなハルゼミの聲。この季節ならではの風情を堪能した。18時50分千葉着。 山田 悟 記